2012年09月04日

2012/08/17発行 メールマガジン

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            ストーリーカフェ・ゲート

          〜 ほっとひと息、お話タイム 〜
https://www.so-net.ne.jp/storygate/
2012/08/17
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 こんにちは。「ストーリーカフェ・ゲート」のマスター・九十九です。
 毎日暑い日が続いていますね。
 水分と塩分の補給、こまめにしていますか?
 夏バテはしていませんか?
 心が夏バテ気味という方は、どうぞ「ストーリーカフェ・ゲート」で
ひと休みしていってくださいね。


★ コラム
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   懐かしき夏休み

「夏休み」という響きは、とっても魅力的ですよね。とくに小学生のころの
夏休み!
 
 今日はなにをして遊ぼう、明日はどこへ行こうと、毎日ワクワクしていま
した。

 カブトムシやクワガタを探して雑木林を歩いたり、海で拾った貝殻で標本
を作ったり、夜に近所の友だちと花火をしたり。夏祭りでクラスメイトに会
うと、なんだかくすぐったいような気分がしました。

 夏祭りと言えば、特別にもらったお小遣いを、どう使うかも大きな問題で
した。綿菓子やお面などの高価なものも魅力的でしたが、それを買ってしま
うとお小遣いは残りません。悩んだ末、私は大抵、金魚すくいとクジ引きを
選んでいました。

 首尾良く出目金をすくえたときの満足感は、今も覚えています。

 一方クジ引きは、豪華な一等賞を願いつつ引くものの、ほぼ間違いなく五
等賞か六等賞。人生、思うようにはいかないという厳しさを学びました……。

 夏休み中の子どもを見かけてうらやましく思うのは、子どものころの想い
出がくすぐられるからかもしれませんね。

 ただ、夏休みが終わる時期にさしかかると、大人でよかったと思います。
私は宿題をコツコツやるタイプではなかったので……。登校日の二、三日前
は、家に閉じこもり、朝から晩まで、たまった宿題をやらなければなりませ
んでした。

 まあ、今となっては、それもひとつの想い出ですね(苦笑)。

 想い出は人それぞれですが、子どものころの話をしていると、共感すると
ころがいくつも出てきて、懐かしい気持ちが湧いてきませんか?

「ストーリーゲート」の『思い出アルバム』シリーズは、子どものころの楽
しい想い出を呼び覚ましてくれる作品ですよ。

⇒『思い出アルバム Part1』
https://www.so-net.ne.jp/storygate/sakuhin/s211.html

⇒『思い出アルバム Part2』
https://www.so-net.ne.jp/storygate/sakuhin/s219.html

⇒『思い出アルバム Part3』
https://www.so-net.ne.jp/storygate/sakuhin/s232.html


★ お話掲示板
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 通勤時間1時間。タイムカードは8時半に打刻。次々と言いつけられる雑
用をこなし、5時ちょっと過ぎに退社。

 変わり映えのしない毎日に、私は少しうんざりしていた。
 でも、正面ロビーに「お話掲示板」なるものが設置されたときから、なん
だかソワソワし始めた。

 この掲示板の前を、誰もが通る。

 昨日、思い切って、こっそりと、私の書いたお話を貼った。

 読んでいる人を見るたび、たまらなく溢れてくる笑みをこらえるのに苦労
する。楽しいイタズラをしかけた子どもみたい。こんな気持ち、すっかり忘
れていたなぁ。

 あ、また読んでる人がいる。ふふふ。


   花火のかけら

 私の部屋には、ラムネのビンがあります。昔ながらの、飲み口が取れない
タイプのビンです。本棚の片隅に、ポンと立っています。

 小学二年生の夏のことです。おじいちゃんと花火大会に行きました。私は
大喜びしましたが、いざ花火が上がると、その音の大きさに怯えてしまいま
した。

 地面さえも震動する爆発音。私はもう、わんわん泣いてしまいました。

 おじいちゃんは、そんな私を抱き上げると、人混みをかき分け、花火から
遠ざかってくれました。

 どのくらい歩いたのでしょう。気づけば花火は、安心して眺められるくら
いに離れていました。川辺で下ろされた私は、はしゃいで夜空を見上げまし
た。

「ほら、飲むだろ?」

 いつの間に買ったのか、おじいちゃんは一本のラムネをくれました。おじ
いちゃんは親指で、ビー玉の栓を落とすことができました。

 勢いよくあふれ出すラムネに慌てて口をつける私に、おじいちゃんは愉快
そうに笑いました。泣いて笑って渇いた喉に、冷たいラムネは、じんと沁み
ました。

「さっき、こんなものを拾ったよ」

 おじいちゃんが差し出したのは、赤くて透明なかけらです。

「これはきっとね、花火のかけらじゃないかと思うんだ」

「もう熱くないよ」と渡されたかけらを、私はドキドキしながら見つめまし
た。

「なくさないように持って帰ろう」

 おじいちゃんはラムネのビンを川で洗うと、花火のかけらを入れてくれま
した。ビンをさかさにして、二、三回ふると、飲み口はまた、ビー玉の栓が
されました。

「ガラスの破片でしょ?」

 赤く透き通るかけらを見せると、たいていの友だちがそう言います。そう
かもしれませんが、そうじゃないんです。あの日の、花火のかけらなんです。


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★ 編集後記 ★
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★ マスターから最後のひと口
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 セミの抜け殻って、木の幹なんかにくっついているイメージですよね?
 先日見つけた抜け殻は、なんと自転車の前輪にくっついていました。
 手頃な木を探しているうちに迷子になって、
「も〜ダメ! も〜限界!」
って感じで、こんなところで羽化しちゃったんでしょうかね?
 自転車、羽化が終わるまで動かされないでよかったね。


★ オーナーからお知らせ
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 ストーリーゲートでは、「夏休みの宿題は読書感想文を書こう」と称して
以下の通り、2ヶ月無料キャンペーンキャンペーンを実施しています。

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 2012年7月1日(日) 00:00〜8月31日(金) 23:59 の期間中「ストーリーゲート」
に新規でサービス登録されたSo-net接続・こんてんつコース会員のお客様は、
2012年7月度分、8月度分(2012年7月1日(日) 00:00 〜 8月31日(金) 23:59)が
無料(0円)でご利用いただけます。

⇒ご案内
https://www.so-net.ne.jp/storygate/sakuhin/osusume.html
※読書感想文を書くための童話作家からのアドバイスもあります♪

⇒サービス登録
https://www.so-net.ne.jp/storygate/subscribe/srvcindex.html

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 ストーリーゲートには、現在267タイトルの童話・絵本・落語があります。
読書感想文にぴったりのお話は、原作:浜田廣介、文:立原えりか、絵:田村セ
ツコ、声:茶風林の『泣いた赤鬼』です。ストーリーゲートに寄せられた感想の
一部を紹介します。

⇒『泣いた赤鬼』
https://www.so-net.ne.jp/storygate/sakuhin/k086.html

●「泣いた赤鬼」懐かしく読ませていただきました。
同作を読んだのは小学校2年生のとき、道徳の授業で習って以来です。
日々の生活の中で、気がつくと自分本位になりがちな大人にこそ必要な善意がそ
こにありました。
心に余裕がなくなったとき、また青鬼のやさしさに触れにいこうと思います。
ありがとうございました。

●大好きなお話です。名作は永遠だなぁ・・と胸に沁み入りながら拝見しました。
ラストの青鬼の手紙は究極の優しさを感じますね。茶風林さんのナレーションも
とてもかっこよくて音楽も大人チックで素敵でした。

●自分の幸せを優先しがちな人が多い中、
たった一人の友の為にひっそりと犠牲になる。
犠牲は言いすぎかもしれませんが、見返りを求めず
誰かの幸せを祈れる…
いつの間にか頭の片隅に追いやられてしまった親からの教えをかわいらしい絵本
から思い出させてもらいました。ありがとうございました。

 ストーリーカフェ・ゲート
 オーナー 佐藤真也
 マスター 九十九耕一

【ストーリーゲート】
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posted by ストーリーゲート at 17:06| メールマガジン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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